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創竜伝は、あの銀河英雄伝説を書いた田中芳樹氏の小説で、痛快な伝奇アクションです。

創竜伝
著者:田中芳樹
発行所:講談社

創竜伝の舞台は、主に現代の日本で、アメリカや中国などの世界各地も飛び回ります。それで、創竜伝は、本性は竜であるが普段は人間の姿をした始、続、終、余というギャグみたいな名前を冠する4人の竜堂兄弟と、竜堂兄弟を狙う巨大な権力者との争いを描いた痛快な伝奇アクションです。

人間の姿をしているとはいっても、本性は竜であるので竜堂兄弟は超人的な力を持ち、鉄製の棒を簡単に折り曲げたり、高速道路を走る車にローラースケートで追いつくことができたり、飛んでいるヘリコプターをそこいらに落ちているモノを投げつけて撃ち落したり(?)することが可能です。

竜堂兄弟の長男の始は23歳で、責任感ある竜堂家の家長で、活字中毒者であり中国の古典ものが大好きという人物である。非常に頑固で厳しいが、弟思いの非常に頼りになる竜堂家の大黒柱である。

次男の続は19歳で、上品な物腰の美青年だが、辛辣な毒舌の持ち主で、敵対する人物に対しては冷酷極まりない。兄の始を非常に尊敬しており、基本的に兄の言うことしか従わない。

三男の終は15歳で、好戦的なヤンチャ坊主で兄弟一の身体的能力の持ち主でもある。毎度小遣いと食事によって簡単に懐柔させられる。

末弟の余は13歳で、おっとりしたおとなしい坊やだが、何気に兄の終をへこませる隠れ毒舌の持ち主である。いつも兄の終とともに行動している。

この四人の竜堂兄弟は、強大な権力たちが銃器を持った圧倒的な数の自衛隊や警察などを派遣しようとも、全く意にかえさず、次から次へと簡単に痛快なアクションで倒していきます。

まとも人間、装備では、到底太刀打ちすることができない実力の持ち主なのが竜堂兄弟である。

このような四人の竜堂兄弟だが、物理的圧力が人間の姿のままでは耐えられないほどの圧力になった場合、力が開放されて竜の姿となる。

竜の姿となった竜堂兄弟は、人界の人間ではいかなる力を持ってしても、到底太刀打ちできないほどの圧倒的な物理力を保有します。

アメリカ軍が保有する巨大空母といえども、竜となった竜堂兄弟の前ではおもちゃに等しく、簡単に空母を持ち上げられてしまうという体たらくである。

また、ミサイルや核兵器も到達するまでにあっさり方向を変えられて、撃ち落されてしまうという状況である。まさに竜となった竜堂兄弟は、無敵の存在で誰にも止められないのである。

普通の人間なら到底敵わない圧倒的な権力者に対して、権力というものが全く通用しない竜堂兄弟は、徹底抗戦し、次から次へと権力者達を倒していくさまは、まさに痛快そのものです。
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